介護リフォームをする前に、知っておくべき注意点

リフォーム豆知識ブログ —

こんにちは!ゆとりフォームさっぽろです。

高齢になった親御さんのために、また、介護をする側、いずれ使うであろう自分たちのための『介護リフォーム』

ただ、初めての介護リフォームをする方にとっては、介護に対する知識が少なく、どんなことに注意してリフォームするべきかわかりにくいでしょう。

「せっかく介護リフォームしたのに使いにくい!」「余計な費用をかけてしまった」ということにならないよう、今回は、介護リフォームの費用やリフォーム箇所、業者選びなど、注意点をご紹介します。

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注意点その1.介護リフォームの必要性や目的を明確に

まずは、介護リフォームをする必要性や目的をはっきりさせましょう。

「将来きっと必要になるから、とりあえず手すりを設置しておこう」などという動機でリフォームをしてしまうと、必要のない場所に付けてしまったり、付けたことで逆に動線が悪くなり暮らしにくくなってしまったりする恐れもあります。

介護リフォームの必要性や目的について、以下の3つについて考えてみてください。

 

介護する側・される側、双方にとって使いやすくするにはどうすれば良いか

介護リフォームは、介護が必要な人にだけ便利であればいいわけではありません。介助する人や一緒に住む家族にも使いやすいものでなくてはならないのです。

まずは、介護される側が快適に過ごせることがベスト。「自分でできる」という気持ちを持っていただくことはご本人にとっても大切ですし、介護する側の負担も減らすことにも繋がります。

そして、介護する側にとっても使いやすいこと。

見逃しがちですが、とても大事なことです。

例えば、トイレの介助はトイレに連れて行っておしまい、ではありません。服の着脱を手伝ったり、車椅子の出し入れをしたり、粗相をしたときには掃除をしたり…と、介助者のすることはとても多いです。

そのため、介助するのに十分なスペースを取ったり、すぐに掃除ができるように収納棚を付けたりすると、双方が使いやすいリフォームになります。

 

介護度や家のつくりなど状況に合わせる

車椅子を使っていないのに、階段に車椅子用の昇降機を付けるのは現実的ではありませんし、狭い階段であれば通りにくくなります。

現在の介護度や家のつくりに合わせた適切なリフォームが大切です。その際も、介護者と介助者、双方の目線を忘れずに、必要なリフォームができるとよいでしょう。

 

将来を見据えた予防・対策的なリフォームをする

「やみくもなリフォームはしない」とお伝えしましたが、実際に体の自由がききにくくなってからリフォームすると、大がかりな工事の場合は家を空けなければならないこともあるなど不便に感じることがあります。

そのため、まだ体が元気なうちに家をバリアフリー化するのは良い方法です。

ただし、不要なリフォームまでしなくてもいいように、経験豊富な業者や介護経験者に相談するなど十分な計画を立てることが大切です。

※介護認定を受けていない場合、次に「費用」でご説明する補助金などが使えませんので、それを頭に入れた上で検討しましょう。

 

 

注意点その2.費用

Use of nursing care insurance

40歳以上の人が全員納めている「介護保険料」は、介護サービスを受けるための財源となっていて、介護リフォーム費用には、この介護保険を使うことができます。

支給されるのは一人あたり20万円につき9割。つまり、1割の2万円が自己負担の金額です。

合計で20万円になるまで何度でも利用でき、介護度は関係ありません。

 

利用できる条件は3つ

・要支援または要介護認定を受けている
・施設に入所したり病院に入院したりしていない(自宅で介護を受けている
・介護リフォームする住宅が被保険者証の住所と同一で本人が居住している

転居した場合や要介護区分が3段階上がった場合は、再度支給されます。

ここで、注意しなければならないのは、介護保険の申請は着工前にしなければならないことです。

札幌で介護リフォームを行っているゆとりフォームさっぽろでは、介護保険を利用した「工事パック」リフォームをご用意しております。介護保険の申請手続きなどは当社が代行させていただきます。

 

その他、介護保険以外では、自治体の助成金制度も利用できます。
費用の上限や受給条件、対象のリフォーム内容は自治体によりますが、費用負担は数万円から数十万円のところまでさまざまです。

ただし、介護保険の介護リフォームと工事内容が重複するものも多く、介護保険が優先されるため併用が難しい場合もあります。まずは介護保険を使い、足りない分の費用を自治体の助成金が利用可能かを調べると良いでしょう。

 

 

注意点その3.場所別・介護リフォームの注意点

どんな場所にどんなリフォームをすると快適に暮らせるかを考えることが大切です。

 

手すり

手すりを付ける費用は比較的安価なので、ポイントを押さえて賢くリフォームしたいですね。
手すりを付けたほうがいい場所は以下のようなところです。

・立ったり座ったりするところ(トイレや風呂、玄関など)
・長い距離を歩くところ(廊下や階段など)

 

お風呂

お風呂は転倒しやすく、冬場はヒートショックが心配される場所です。
お風呂のリフォームは次のようなものをおすすめします。

・ヒートショック防止のための浴室内暖房の設置
・滑りにくい素材や柔らかい床にする
・手すりの設置
・浴室と脱衣所の段差をなくす
・開き戸はスペースが広くなる引き戸か折れ戸にする

 

トイレ

1日のうち何度も利用するトイレは使いやすいことが一番です。
トイレのリフォームは次のようなものがあります。

・和式から洋式トイレへ
・手すりの設置
・タンク付きトイレをタンクレストイレにしてトイレスペースを広く
・床を汚れにくく掃除しやすいものに変える
・手洗い場を設置する
・開き戸を折れドアにしてスペースを広くする
・押入れなどをトイレにリフォームする

 

 

注意点その4.業者選び

介護リフォームは介護保険や助成金が使えることから、不要な工事を行って儲けようとする業者も残念ながら存在します。

必ず複数の業者に相談し、相見積もりを取るようにしましょう。中には、介護リフォームの経験が無い業者もいます。見積もりや相談時に、工事内容が的確かよく確認しましょう。

実績が豊富で、アドバイスが的確、介護保険の申請もスムーズにできる業者選びが肝要です。

自治体の助成金を使う場合は、自治体によっては業者の指定がありますので、その点も注意しましょう。

 

まとめ

・介護リフォームは「介護者と被介護者の双方の使いやすさを求める」「介護度や家のつくりに合わせた適切なリフォームをする」「将来を見据えてバリアフリー化する」の3つの考え方があります。

・介護認定を受けていれば、介護リフォームは最大18万円介護保険でまかなえます。他に、自治体の助成金制度が使える場合もあります。

・介護リフォームで多い「手すりの設置」「お風呂」「トイレ」にはそれぞれおすすめの工事や注意点があります。

・不要な工事をしようとする業者に注意。必ず相見積もりを取り、良い業者を見極めましょう。

 

介護リフォームは、住む人みんなが暮らしやすくなる「バリアフリー化」でもあります。やみくもにリフォームをして暮らしにくくなってしまっては本末転倒。業者やケアマネージャー、介護経験のある人などに相談しながら、暮らしやすい家をつくりましょう!

 

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