マンションはリフォームでフローリングの防音対策が可能!注意点も解説
リフォーム豆知識ブログ —
こんにちは!ゆとりフォームさっぽろです。
マンションでは「足音や生活音が階下へ響いていないか気になる」という方は少なくありません。
特に小さい子どもがいる家庭やペットを飼っている家庭などは、防音対策に気を配っておきたいもの。
今回のコラムでは、マンションにおけるフローリングの防音リフォームについて解説。
フローリングの防音リフォームにはどんな種類があり、どんなことに注意すべきなのか解説します。
マンションでフローリングに施す防音リフォームの種類
マンションでフローリングに防音リフォームをするなら、代表的な方法は以下の3つです。
フローリングの張り替え
既存のフローリングを撤去して、遮音効果のあるフローリングに張り替える方法です。
採用する床材によって、費用や遮音効果が異なります。
フローリングの重ね張り
既にある床の上から、遮音効果のあるフローリングを重ね張りする方法です。
既存の床の撤去や処分が不要なため、張り替えよりも工期が短く費用が抑えられる傾向があります。
重ねた分、床に高さが出るので廊下の床や扉との高さ・段差の調整が必要になります。
二重床
床材を直接張るのではなく、床スラブの上に支持脚や材木を立てて床下空間を作り、その上にフローリングを施工する方法です。
フローリングと床スラブの間に空間ができるので、遮音性が高いのが特徴です。
ゆとりフォームさっぽろでも、遮音フローリングへのリフォームに対応しています!
カーペットの部屋や畳の和室をフローリングに変更もできますので、ぜひご相談ください。
マンションのフローリングの防音対策で大切なことは?
マンションなどの集合住宅では、管理規約などで「防音規定」が定められているため、フローリングの防音リフォームも規定に沿った内容で進める必要があります。
防音規定とは床や壁に一定の防音性を求めるもので、床であれば「L40」、もしくは「L45」の遮音等基準を満たすよう定められているケースが多いです。
なお、上階の床で生じた音が下の階にどの程度聞こえるのかを数値化した基準が「L値」です。
食器を落としたり、イスをひいたりしたときに発生する軽くて硬い衝撃音は「軽量床衝撃音」として「LL」で表され、足音などの重くてにぶい衝撃音は「重量床衝撃音」として「LH」で表されます。
遮音等級(しゃおんとうきゅう)は数字が小さいほど遮音性が高くなり、「L45」だと重量衝撃音はあまり意識しないほどの音になり、軽症衝撃音も小さく聞こえる程度。
「L40」だと、かすかに聞こえる、または遠くから聞こえる程度に遮音されます。
マンションごとに定められた防音規定を満たすために、採用する床材や工法の種類が限定される場合もあるでしょう。
マンションのフローリングを防音リフォームする際の注意点
マンションのフロ―リングのリフォームでは、防音規定をはじめ、管理規約で床材や工法などについても定められていたり、床下の配管の移動ができなかったりするケースがあります。
フローリングの防音リフォームの際には、必ず管理規約を確認してください。
また、既存のフローリングの工法によって、可能なリフォームの種類が限られる場合もあるのでご注意を。
例えば、床スラブに直接フローリングを張って仕上げる「直床(じかゆか)工法」のマンションの場合、重ね張りや二重床の方法でのリフォームはできません。
直床工法の床では、直床工法の張り替えのみとなり、床材も直床工法専用品から選ぶことになるでしょう。
まとめ
●マンションのフローリングの防音リフォームでは、遮音性の高い床材に張り替える方法、遮音性の高い床材を重ね張りする方法、床スラブの上に支持脚で床下空間をつくってその上にフローリングを施工する二重床の3つの方法が代表的です。
●マンションの防音リフォームでは、マンションごとに定められた防音規定を満たす必要があります。
マンションの床はL40またはL50の遮音等級が求められていることが多いです。
「L40」や「L45」の遮音等級だと、上の階の床で発生した音が、下の階ではあまり気にならない、遠くからかすかに聞こえる程度となります。
●マンションでは、リフォームにあたって管理規約で防音規定をはじめ、床材や工法などの指定がある場合もあります。
事前に管理規約をしっかり確認してから、リフォームの計画を立てましょう。
また、現在のフローリングが床スラブに直接張り付けて仕上げる「直床工法」の場合は、重ね張りや二重床へのリフォームはできず、張り替えのみ可能となります。
札幌でフローリングのリフォームなどの改装リフォームをご検討なら、ゆとりフォームさっぽろにお気軽にご相談くださいね!
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