カーポートの4本柱と6本柱の違いは?積雪対応や選ぶポイント

ガレージ・物置リフォーム —

こんにちは!ゆとりフォームさっぽろです。

 

あると便利なカーポートですが、屋根の素材や色の違いだけでなく、屋根を支える柱の本数にも違いがあります。

 

カーポートの柱の本数で多いのは、2本柱、3本柱、4本柱、6本柱、8本柱です。

柱の本数によって強度も変わってきますので、特に積雪地域の方は柱の本数も考慮して選ばれることをおすすめします。

 

今回は、カーポートの柱の本数の違いについて解説!

特に迷われる方が多い4本柱と6本柱の違いや、カーポートのメリット・デメリットについてもお話します。

 

※カーポートの材質には、アルミ製、スチール製、木製の3種類がありますが、アルミ製のシェアが圧倒的に高いので、以下はアルミ製カーポートについてお話させていただきます。
※価格につきましては掲載日当時の価格です。原材料や人件費の高騰により、価格が変動する可能性がございます。

 

カーポートに駐車している車

 

 

カーポートの柱は何に影響?4本柱と6本柱の違い

カーポートの柱が影響するのは「強度」です。

柱の本数が増えれば増えるほど、強度が高くなると考えてください。

 

ただし、柱の本数が少ないからといって「弱い」というわけではありません。

それぞれの本数のカーポートで検査基準はクリアしていますので「2本柱だから壊れやすい」ということはないのです。

 

そのため、積雪エリア以外なら柱に過度に荷重がかかることもないので、2本柱や3本柱のカーポートでも十分です。

 

ちなみに、2本柱・3本柱のカーポートは片側だけに支柱を建てて屋根を支える片流れタイプで、屋根の材質は透明なポリカーボネート製が多いです。

4本柱・6本柱・8本柱は屋根の両側に支柱を建てて支えるタイプで、屋根は頑丈な折板スチールが使われることが多いです。

 

積雪エリアですと、選択肢は強度の高い4本柱、6本柱と8本柱になります。

 

 

4本柱と6本柱のアルミカーポートの違いは?

積雪エリアで、車を1・2台駐車されるご家庭ですと、選択肢に挙がるのが4本柱と6本柱のアルミカーポートでしょう。

 

柱の数によって対応できる積雪量の違いを見てみましょう。

 

ちなみに、「耐久積雪量」は、雪の状態によって異なります。

 

雪の状態には以下の3種類があります。

●新雪:降ったばかりの状態

●締(しまり)雪:降り積もってやや固まった状態

●粗目(ざらめ)雪:再凍結して氷の粒が集まった状態

 

これをふまえた上で、耐久積雪量ごとにまとめると以下のようになります。

柱の本数はあくまで目安なので、製品の耐久積雪量を必ずチェックしましょう。

豪雪地帯であれば、150cm以上の積雪に備えたカーポートがおすすめです。

 

・20cm(60kgf/㎡)→2本柱〜
新雪:20cm、締雪:12cm、粗目雪:8cm

・50cm(150kgf/㎡)→3本柱〜
新雪:50cm、締雪:30cm、粗目雪:21cm

・100cm(300kgf/㎡)→4本柱〜
新雪:100cm、締雪:60cm、粗目雪:42cm

・150cm(450kgf/㎡)→4本柱〜8本柱
新雪:150cm、締雪:90cm、粗目雪:64cm

 

また、価格は柱が増える分、柱の数が多いアルミカーポートの方が高くなります。

 

そのほか、4本柱と6本柱のアルミカーポートでは使い勝手も異なります。

6本柱では柱の数が増えるため、車の駐車位置によってはドアが当たりやすいことも。

6本柱の方が4本柱よりも道路側の位置に柱を設置することになるので、車庫入れの方法次第では柱に車をぶつけないように気をつける必要があるでしょう。

 

柱の本数を決める際に考慮すべき点としては、「車の大きさ」「開きドアなのかスライドドアなのかといったドアの違い」「車の出し入れの方法」「カーポートから建物への導線」などが挙げられます。

カーポートを使用する場面を具体的に想定してご検討いただくと、よりライフスタイルに合った選択ができるでしょう。

 

ちなみにゆとりフォームさっぽろでは、積雪量150cmまで対応できる4本柱仕様という良いとこどりのアルミカーポートもお取り扱いしています!

お得なチラシ情報もご参考ください。

 

 

カーポートはあると便利?メリットや価格面も知っておこう

MERITと並べられたテキストパーツ

「そもそもカーポートって必要?」という方もいらっしゃるかもしれません。

 

カーポートは決して存在感が小さくないため、家の外観を損なうのではないかと躊躇される方も多いのではないでしょうか。

柱の本数にかかわらず、基本的なカーポートのメリットをご紹介します。

 

・積雪エリアでは雪かきの負担が減る

・冬場の霜によるフロントガラスの氷を軽減できる

・鳥のフンや落ち葉などの汚れを受けにくい

・黄砂や降灰による汚れを少なくできる

・雨の日に濡れずに車の出入りができる

・夏場に車内が高温になるのを抑えられる

・台風時に飛来物から車を守ることができる

・汚れにくいので洗車の手間が減る

 

普段車を使われる方なら、カーポートのメリットは共感できるところがたくさんあるはずです!

 

カーポートの工事費込みの価格の目安は、2本柱・3本柱の片流れタイプ(1台用)で10~25万円程度、両側から支えるタイプでは1台用で20~35万円、2台用で30~40万円程度かかると言われています。

150cmの積雪にも耐えうる強度をもつアルミ製の4本柱・6本柱のカーポートになると、33万円~70万円程度が目安です。

 

ただし、カーポートの屋根や柱の材質、デザインによって価格は変動します。
※価格につきましては掲載日当時の価格です。原材料や人件費の高騰により、価格が変動する可能性がございます。

設置エリアの気候や、お使いの車のタイプ、重視したいポイント(デザイン、頑丈さ、車とぶつかりにくいか等)をふまえて検討しましょう。

 

札幌でカーポートの新設・リフォームをご検討なら、ゆとりフォームさっぽろへお気軽にご相談ください。

積雪エリアにあるリフォーム会社ならではの提案力が魅力です!

 

 

まとめ

●カーポートの柱の数は強度に影響を与えます。

柱の本数が増えれば増えるほど強度は高くなります。

 

●積雪エリアでは、屋根と柱に大きな荷重がかかるため、柱の数が4本以上のアルミ製のカーポートがおすすめ。

それ以外のエリアなら2本柱、3本柱でも問題ないでしょう。

 

●比較検討されやすい4本柱と6本柱の違いは、柱の設置場所です。

6本になると車のドアが当たりやすいケースも。

また、4本柱に比べて6本柱は道路側の柱が前に出るため、車庫入れの際は一層注意が必要です。

 

●カーポート設置のメリットは、車を汚れや傷から守れることや、雨や雪の日に便利なことなどがあります。

設置にかかる費用目安は、10〜70万円程度と幅があります。

デザインや用途、積雪にどのくらい対応できるかなど、総合的に見て検討されることをおすすめします!

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