雪国のカーポートの選び方とは?選ぶポイントや注意点も解説
ガレージ・物置リフォーム —
こんにちは!ゆとりフォームさっぽろです。
雪国でカーポートを設置するなら、雪が積もったときに雪の重さに耐えられる頑丈さが必要です。
雪の重みでカーポートがつぶれてしまっては大切な愛車が守れません。
そこで今回のコラムでは、雪国でのカーポートの選び方を解説!
雪国のカーポート選びで必ずチェックしたい「耐積雪荷重」をはじめ、雪国ならではのポイントや注意点をご紹介します。
積雪のあるエリアでカーポートの設置を検討している方はぜひご覧くださいね!
雪国のカーポートは耐積雪量をチェック!
日本は全体の約50%が年間の最深積雪が20cm以上の積雪地で、さらにその多くが最深積雪50cm以上の豪雪地といわれています。
北海道をはじめ、東北や北陸などの日本海側は特に雪が多いイメージですよね。
積雪の多い地域では、降り積もる雪の重さに耐えられる耐積雪カーポートを選ぶ必要があります!
耐積雪カーポートには耐えられる雪の重さの基準として「耐積雪荷重」が設けられています。
商品に「耐積雪量:○○cm相当」などの表記があるので、住んでいるエリアの積雪量に合わせて適切な商品を選びましょう。
耐積雪量20・50・100・150・200cmなどの種類があり、積雪地域では耐積雪量30~50cm、豪雪地域では耐積雪量100~200cmを採用することが多いです。
ただし、地域の積雪量ギリギリのものを選んでいると、数年に一度レベルの大雪などで倒壊してしまう危険もあります。
地域の積雪量に対して余裕をもった耐積雪荷重のカーポートを選ぶと安心です。
北海道では、耐積雪量150cm以上の製品を推奨しています。
また、雪質によっても雪の重さは変わりますし、雪が積もっている時間が長いとその重さで圧縮されて密度が高くなり、どんどん重たくなることにも注意が必要です。
商品カタログなどに記載されている「耐積雪荷重」は、新雪に対する数値です。
降ったばかりの新雪はサラサラで軽いですが、降り積もってやや圧縮された締雪(しまりゆき)、一度溶けてから再氷結した粗目雪(ざらめゆき)になるほど重たくなります。
一般的な1台分のカーポート(5127サイズ:奥行約5m×間口約2.7m)に雪が30cm積もった場合、新雪だと1.2t、締雪だと2.0t、粗目雪だとなんと2.0tにもなるといわれています。
雪国のカーポートを選ぶときのポイント
雪国でカーポートを選ぶ際には、耐積雪荷重に加えて以下の点についてもチェックしましょう。
柱の本数、タイプ
カーポートは屋根の片側だけを柱で支える片足支持タイプと、屋根の両側に柱がある両側支持タイプがあります。
柱の本数が多い両側支持タイプの方が安定感や強度が高いので、積雪地域では安心です。
ただし、柱の本数が多いと駐車や乗り降りのしやすさに影響することがあるので、注意してくださいね。
カーポートの柱の本数と強度との関係はこちらのコラムでも詳しくご紹介しています。
雪を防ぐつくり
カーポートに側面パネルを付ければ、カーポート内に雪が吹き込むのを防ぐことができます。
また、玄関前のアプローチまで屋根を延長すれば、玄関前通路の除雪の手間が省けます。
カーポートに雪国ならではの工夫を施すことで、車に雪が積もるのを防いだり、除雪の手間を省いたりして、冬でも快適に車の乗り降りができるでしょう。
設置場所
カーポートの設置場所によっては、家の屋根から落ちてきた雪がぶつかってしまうことがあります。
屋根の上で固まった雪が落ちて直撃すると、カーポートが壊れてしまう可能性があるので、落雪が届かない位置に設置しましょう。
雪国でカーポートを使うときの注意点
カーポートは大切な愛車を守る設備です。
雪国できるだけ長く安全に使うための注意点をご紹介します。
こまめに雪下ろしをする
耐積雪量の目安があるとはいえ、カーポートに積もった雪はこまめに除雪しましょう。
積もった雪を放置しているとカーポートに負荷がかかって劣化が早まりますし、短時間で一気に雪が降ると、耐積雪量を超えてカーポートが倒壊してしまう可能性があります。
また、積もった雪やつららが落下して人に当たる危険も。
長時間積もった雪は硬く・重たくなって雪下ろしも大変になるので、軽い新雪のうちに作業をするのがおすすめです。
カーポートの上に乗って作業するのは危険なので、専用の雪下ろし棒などを使って下から作業しましょう。
専門業者に依頼する方法もあります。
また、文化シヤッターでも、雪下ろしを請け負っております。
定期的にメンテナンスをする
カーポートは常に雨風や紫外線にさらされているので劣化しやすいです。
毎年、雪が降る前には点検を行い、劣化具合や状態をチェックしましょう。
柱や屋根、パーツのつなぎ目などをチェックし、部品や状態に不安を感じたら早めに交換や補修をしておきましょう。
融雪剤やお湯をかけて雪を解かさない
カーポートの雪下ろしは大変な作業ですが、融雪剤をかけて雪を溶かすのはNG!
融雪剤の主成分は塩化カルシウムなので、カーポートが傷んでしまいます。
カーポート周りの地面に使用するときも、カーポートに付着しないように注意しましょう。
同様に、カーポートに熱湯をかけて雪を溶かすのもカーポートが傷んでしまいますよ。
まとめ
●積雪地域でカーポートを設置するなら、耐えられる雪の重さ「耐積雪荷重」をチェック!
耐積雪量20・30・50・100・200cmなどの商品があり、積雪地域では30~50cm、豪雪地域では100~200cmが採用されます。
まれに大雪にみまわれることもありますので、地域の積雪量に対して余裕のある耐積雪荷重のカーポートを選ぶと安心です。
●雪国でカーポートを選ぶ際は、耐積雪荷重のほかに柱の本数やタイプ、雪を防ぐつくりかどうか、設置場所などもチェック。
雪国ならではの形状を選んだり工夫を施したりすることで、雪の降る冬の生活を便利に快適に過ごせるでしょう。
●雪国でカーポートを長く、安全に使用するには、こまめな雪下ろしと定期的なメンテナンスが重要。
融雪剤や熱湯を使って雪を溶かすのはカーポートを傷めてしまうので避けてくださいね。
札幌でカーポートの設置やリフォームをご検討なら、ゆとりフォームさっぽろにお気軽にご相談くださいね!
カーポート工事と合わせて玄関までのアプローチを便利にする工事も可能ですよ。
雪国ならではのカーポートやガレージの工事事例を豊富にそろえていますので、ぜひお問い合わせください。
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