マンションの給湯器の選び方・費用・交換目安を解説

給湯器リフォーム —

こんにちは!ゆとりフォームさっぽろです。

 

マンションの給湯器の劣化や不具合が気になりつつも、すぐに交換したほうが良いのだろうか?」「交換するためには何から手を付ければ良いのだろうか?」と、悩んでいる方はいませんか?

 

今回は、マンションの給湯器の交換についてのお話です。

給湯器の種類の選び方や交換にかかる費用の目安、交換時期の目安やサインなどについて解説します。

 

マンション特有の注意点も含めて、給湯器交換の判断に必要な情報をわかりやすくお伝えしますので、ぜひご覧ください。

 

※価格につきましては掲載日当時の価格です。原材料や人件費の高騰により、価格が変動する可能性がございます。

給湯器

 

 

マンションの給湯器の選び方から解説!

マンションの給湯器を交換する際は、設置場所のタイプや機能、号数など、いくつかの選択ポイントがあります。

 

選ぶ際に知っておきたい基本情報をお伝えしていきますので、参考にしてみてくださいね。

 

設置場所のタイプ

マンションの給湯器は、設置場所によって大きく3つのタイプに分類されます。

基本的には、既存の給湯器と同じタイプに交換します。

 

PS(パイプスペース)設置タイプ

玄関脇のパイプスペースに設置するタイプです。

標準排気、前方排気、アルコーブ型、上方排気などのバリエーションがあります。

 

ベランダ設置タイプ

ベランダに壁掛けで設置するタイプです。

近年は、限られたスペースに対応できるコンパクト型や、狭小スペース専用のスリム型など、設置環境に合わせた商品が増えています。

 

屋内設置タイプ

室内の壁に設置され、排気管のみが外に出ているタイプで、コンパクトなものが多いです。

 

なお、一戸建てのお住まいでは据え置きタイプの給湯器もありますが、マンションの給湯器は基本的に壁掛けタイプです。

壁掛けタイプと据え置きタイプの違いについては、こちらのコラムも参考になります。

 

給湯器は壁掛けと据え置きどちらがいい?メリットデメリットをご紹介

 

種類

給湯器は機能面で以下の3種類に分類されます。

 

給湯専用

お湯を供給するだけの基本的なタイプです。

お風呂の追い焚き機能や自動足し湯機能はありませんが、その分、価格帯が抑えられます。

 

ふろ給湯器

お風呂の自動湯張りや追い焚きができるタイプの給湯器です。

その中で、さらに給湯、追い焚き、手動での足し湯が可能なオートタイプと、自動足し湯や配管自動洗浄機能もあるフルオートタイプに分かれます。

 

給湯暖房熱源機

給湯機能に加えて、暖房機能も備えた多機能タイプです。

床暖房などの熱源として活用します。

 

号数

号数とは給湯器の給湯性能を示す単位で、家族の人数や使用する湯量に合わせて選びます。

 

一般的な目安は以下の通りです。

  • ・単身世帯:16号
  • ・2~3人世帯:20号
  • ・4人以上世帯、または複数カ所で同時にお湯を使う場合:24号

 

家族が増えたりライフスタイルが変わって使用湯量が増えたりした場合は、号数を増やすことも検討しましょう。

 

ただし、号数を上げる場合は、既存のガスメーターが対応可能か確認が必要です。

また、マンションによっては号数が指定されている場合もあるため、管理組合への確認を忘れずに行いましょう。

 

 

マンションの給湯器を交換する費用と適切な時期の目安は?

マンションの給湯器を交換する際にかかる費用の目安や、交換するべき時期の目安についても知っておきたいですよね。

 

さっそく、ご紹介していきます。
 

交換費用の目安

マンション向け給湯器の交換費用の目安は、本体価格と工事費を合わせて15万円~90万円程度と幅があります。

これは、選択する給湯器の種類や性能によって本体価格の幅が大きいからです。

 

給湯専用タイプは比較的安価ですが、オートやフルオートなど機能が増えると価格が高くなるほか、号数が大きくなるごとに価格は高くなります。

 

※価格につきましては掲載日当時の価格です。原材料や人件費の高騰により、価格が変動する可能性がございます。

 

交換時期の目安

給湯器の寿命は10~15年といわれています。

ただし、環境や使用状況で劣化度合いは異なります。

 

また、使用年数が寿命に近づき、以下のような症状が出始めたら交換を検討するサインです。

 

  • ・お湯が出ない、または出が悪い
  • ・使用時の水温が安定しない
  • ・水漏れが発生している
  • ・異音や異臭がする

 

給湯器自体が経年劣化している場合は、修理をしても同じような不具合が何度も起こってしまうことがあるので、交換のほうが安く済む場合もあるでしょう。

 

また、発売から10年以上経過した給湯器は、メーカーで部品の供給や保管が終了している可能性もあり、修理対応ができず、交換するケースが多いです。

 

劣化した給湯器は給湯効率が悪くなり、光熱費が余計にかかってしまうこともあります!

こちらのコラムでも、経年劣化した給湯器のデメリットや劣化から見られる症状などをまとめていますのであわせてご覧ください。

 

給湯器が故障する原因は?症状別の原因と対処法、普段からの対策も

給湯器が古いとガス代が高くなる?理由や節約方法を紹介

 

 

マンションで給湯器を交換する際の注意点

マンションで給湯器を交換する際には、マンション特有の注意点やポイントもあるので、チェックしておきたいものです。

 

マンションで給湯器の交換をスムーズに進めるために、以下の点を押さえておきましょう。

 

管理組合へ連絡が必要

マンションの給湯器は物件所有者の所有物ですが、設置場所が廊下やベランダといった共用部分のため、交換工事の際には管理組合へ連絡が必要です。

また、設置できる給湯器の種類などが管理規約で決められている場合もあるため、必ず事前に確認しましょう。

 

給湯器本体の色が決まっている場合がある

マンションによっては、外観の統一性を保つため、給湯器の色が指定されている場合があります。

交換前に管理組合に確認しましょう。

 

業者を選ぶポイントは3つ

給湯器の交換工事は専門的な技術を要する作業のため、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

特に以下の点を心がけてください。

 

①工事費用は見積もりを取って確認する

本体費用・工事費用とは別に、出張費や廃棄処分費などの諸経費がかかるケースもあります。

可能であれば複数業者から見積もりを取り、費用を比較して検討しましょう。

 

②必要な資格を有する業者に依頼する

給湯器の交換には、ガス、電気、水道の工事が必要で、それぞれの工事に資格を持つ業者を選びましょう。

 

③保証内容を確認する

メーカー保証に加え、販売店や施工会社が独自の保証サービスを提供している場合も。

長期の保証があれば、交換後の不具合や故障にも備えられます。

 

ただし、マンションの管理組合などで業者が指定されている場合は、その業者へ依頼することになります。

 

 

マンションで給湯器を交換する流れもチェック

給湯器の点検

マンションの給湯器を交換する、一般的な流れも確認しておくと安心です。

 

以下の流れで進めることが多いので、覚えておくと良いでしょう。

 

  1. ・管理会社または管理組合への連絡・確認
  2. ・現在の給湯器の種類やタイプの確認
  3. ・見積もり依頼と業者の選定
  4. ・交換工事の実施

 

なお、賃貸マンションの場合は、給湯器の交換は貸主の責任です。

 

不具合が発生した際は管理会社や大家に連絡して対応を依頼します。

 

 

まとめ

●マンションで給湯器を交換する場合は、基本的に今使用しているものと同じタイプの交換となります。

本体価格と工事費用を合わせて15万円~90万円程度が目安で、給湯器の性能や号数によって本体価格に幅があります。

給湯器の寿命は10~15年程度なので、使用期間が寿命に近づき、不具合などが気になってきたら交換を検討しましょう。

 

●マンションで給湯器を交換する場合、事前に管理組合への連絡が必要です。

管理規約により設置できる給湯器の種類や色が決まっている場合もあるため、必ず確認してください。

また、業者を選ぶ際には、見積もりで総費用を確認し、工事に必要な資格を持っているか、保証内容は充実しているかなども確認しましょう。

 

●マンションの給湯器を交換する流れは、1.管理会社または管理組合への連絡・確認、2.現在の給湯器の種類やタイプを確認、3.適切な業者の選定と見積もり依頼、4.交換工事の実施と進みます。

流れと確認点を知り、スムーズに給湯器の交換を進めましょう。

 

※価格につきましては掲載日当時の価格です。原材料や人件費の高騰により、価格が変動する可能性がございます。
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