給湯器から異音がすると危険?注意すべき異音の種類と対処法を紹介

給湯器リフォーム —

こんにちは! ゆとりフォームさっぽろです。

 

「ピー」や「ボン」など、給湯器から変な音がすると不安になりますよね。

ガス給湯器から異音が発生しているときにはどんな危険があるのでしょうか?

 

今回は、給湯器で注意すべき危険な異音の種類や対処法、異音が発生しても放置して良いのかなどについてご紹介します。

修理をするか交換をするか、どちらが良いのかを検討するポイントも確認していきますので、ぜひチェックしてくださいね。

給湯器

 

 

注意したい給湯器の異音と考えられる不具合を知ろう

注意すべき異音の種類は、主に5つあります。

考えられる不具合の原因と一緒に確認していきましょう。

 

また、ガス給湯器から音が聞こえても正常な場合もあります。

正確に聞き分けるのは難しいですが、正常な音もご紹介しますので参考にしてくださいね。

 

①ピーッ

お湯を使っているときに「ピーッ」という高い音が聞こえるなら、給湯器のファンモーターにトラブルがある可能性があります。

また、空気とガスのバランスが崩れていたり、燃焼状態に問題があるケースでもこのように笛のような音が鳴ります。

 

異音が一時的なものではなくお湯を使うたびに発生するなら、給湯器の内部のパーツが経年劣化によって故障していることも考えられます。

 

②キーン

給湯栓(蛇口)を閉めた後に聞こえる「キーン」という共鳴音は、最悪の場合水道管が破裂する可能性もある故障のサインです。

 

これは「ウォーターハンマー現象」と呼ばれるトラブルで、急に給湯栓を閉めることで配管を流れる水の速度が変わり、配管内の圧力が急激に変化することで起こります。

 

ウォーターハンマー現象を放置してしまうと、給湯器のセンサー類の故障につながるだけではなく、水道管が破裂するケースもあるため注意しましょう。

 

③ゴーッ

「ゴーッ」という音が聞こえるなら、給排気口からゴミや虫などが入り込んでしまっている可能性が考えられます。

 

放っておくと十分な給排気ができなくなることがあり、ひどい場合には給湯器の内部で不完全燃焼を起こすこともあります。

早めに業者に相談して点検してもらいましょう。

 

④ポコンポコン

風呂の追いだきをした際に風呂釜から「ポコンポコン」という音が聞こえたら、循環パイプの勾配や熱交換器などにトラブルが発生していることが考えられます。

この「ポコンポコン」という音が発生している状態を「釜鳴り」と呼びます。

 

掃除不足や入浴剤の使用などによって循環パイプや熱交換器の異物が詰まってしまうと、追いだきをするときにこのような音が鳴るのです。

 

きちんと掃除をしてフィルターの詰まりを取れば、異音が鳴らなくなるケースもあります。

しかし、音が消えないまま放置してしまうと熱交換器が故障することもあり、交換工事が必要となる場合もあるので早めに業者に相談しましょう。

 

⑤ボンッ

「ボン」という小さい爆発のような音が聞こえたら、かなり危険な状態です。

給湯器内部のパーツが経年劣化し、内部で爆発的な着火を起こしている可能性があります。

 

特に、異音の後にガス臭がしたり、排気口から黒い煙が発生している場合には、不完全燃焼していることが考えられるため大変危険です。

ガス漏れも考えられるため、すぐに給湯器の使用をやめて業者に相談しましょう。

 

給湯器から音が聞こえても正常な場合

給湯器から音が聞こえたら絶対に故障のサイン、というわけではありません。

 

例えば、「ブーン」という音は単にファンモーターが回転する音で、お湯を使い終わってしばらくしてもモーター音が聞こえます。

 

また、「ブオーン」「グワン」「ウーン」なども正常な状態で発生する音のひとつです。

給湯器内部の循環ポンプが回っているときや、凍結防止ヒーターが作動しているときなどに聞こえる場合があります。

 

給湯器が作動したあと、燃焼させたガスの水蒸気が結露して、結露水が給湯器内部で高温部分に触れると「ジュージュー」という音がしますが、これも故障ではありません。

 

そのほかにも、給湯栓を開閉したときの「クックックー」という音や、給湯器の電源が入っているときの「ピヨピヨ」という小さな音も正常な状態で聞こえます。

 

給湯器メーカーのホームページなどで「このような音が聞こえても正常な場合もある」と紹介してくれている会社もあるので、一度確認してみてくださいね。

 

ただし、給湯器から発生する音から故障のサインを正確に聞き分けるのは簡単ではありません。

使用していて不安があれば業者に相談してみましょう。

 

 

給湯器から異音がする場合の対処法は?

給湯器から注意すべき異音が発生している場合はどうしたら良いのでしょうか?

対処法を見ていきましょう。

 

ガスの臭いを確認

給湯器の故障が疑われるときに最も注意すべきは、ガス漏れしているかどうかです。

ガス漏れしていると一酸化炭素中毒を引き起こしたり、給湯器が爆発する可能性もあり、とても危険な状態です。

 

特に「ボンッ」という爆発音が聞こえたらすぐに給湯器の使用をやめ、ガス栓を閉めて電源をオフにし、十分換気を行いましょう。

 

ただし、換気をする場合は換気扇をつけると配線やモーターから引火するおそれがあります。

そのため、ガス臭がした場合は絶対に換気扇は使わず、窓を開けて換気をしてください。

 

エラーコードを確認

ガス臭がしない、または給湯器の電源をオフにして換気が十分にできている状態になったら、給湯器のリモコンにエラーコードが表示されていないか確認しましょう。

 

給湯器に不具合やトラブルが発生すると、リモコン上にエラーコードが表示されます。

エラーコードを読み取ることで、不具合がある場所や原因などを知ることができるのです。

 

エラーコードが示す内容・対処法は、給湯器メーカーのホームページや取扱説明書などで一覧を確認できます。

 

排気口や排気管を確認

排気口や排気管にゴミやほこり、虫などの異物が詰まっていないか確認しましょう。

排気口がビニールで塞がれていないかどうかもチェックします。

 

異物が詰まっていたりビニールなどで排気通路がふさがっている場合、給湯器から「ゴーッ」という音がします。

 

詰まりを取り除いても音が止まないときは給湯器の中に異物が詰まっていたり、不完全燃焼を起こしている可能性があるため、業者に早めに対応してもらうことが大切です。

 

音の種類や鳴るタイミングを確認

給湯器から鳴っている音が異常のサインなのか、または正常な作動音なのかを判別するのはプロでも難しい場合があるほどです。

 

自分で音を聞いて判断してしまうと重大な危険を放置しておくことにもなりかねません。

そのため、自分ではどんな音が鳴っているのか、どこから鳴っているのか、いつ鳴るのかなどを把握しておくに留め、どんな対応が必要かの判断は業者に任せるのが良いでしょう。

 

異音が聞こえる場所については、給湯器のどの部分から鳴っているか、部屋やお風呂の中でも聞こえるかなどをチェック。

異音が鳴るタイミングは給湯器が作動開始したときか、停止した後か、運転中か、おいだき運転時なのかなど、状況を把握します。

 

音が強くなったり弱くなったりと変化するかなども確認しておき、相談や点検の際に業者に伝えましょう。

 

 

異音がする給湯器を使い続けるのは危険!修理・交換の検討を

Water-heater-maintenance

異音が発生している状態で給湯器を使い続けると、最悪の場合は爆発などのガス事故を引き起こす危険性もあります。

生死にも関わってくる重大なトラブルですので、給湯器を使っていて音が心配であればすぐに業者に点検してもらうようにしましょう。

 

給湯器の耐用年数は、使用頻度にもよりますが10~15年ほどと言われています。

年数が経てば経つほど故障の程度が深刻になることも多く、修理してもすぐに別の部分が故障することもあります。

そのため、設置して7~8年経った給湯器に不具合があれば、修理ではなく交換するのがおすすめです。

 

給湯器を修理すべきか交換すべきかについては「給湯器の故障。修理か交換どっちが良い?費用もチェックしよう」で詳しくご紹介しています。

ぜひあわせてご覧くださいね!

 

 

まとめ

●給湯器から給湯器から「ピーッ」「キーン」「ゴーッ」「ポコンポコン」「ボンッ」といった異音がしたら要注意です。

全ての音が異常とは限らないので、まずはどんな音がするのか確認しましょう。

 

●ガスの臭いやエラーコード、排気口や排気管の詰まり、音の種類やタイミングなどを確認して安全を確保し、業者に点検してもらうことが大切です。

 

●ガス給湯器はガスを使用するため、故障したまま放置すると重大な事故にもつながりかねません。

自分で判断して使い続けるのではなく、プロに見てもらって適切な対応をするようにしましょう。

耐用年数も目安にしながら、修理だけでなく交換することも検討してくださいね。

 

 

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給湯機・ボイラー交換リフォーム

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