水栓を浄水器一体型にするメリット・デメリットは?
キッチンリフォーム —
こんにちは!ゆとりフォームさっぽろです。
日本の水道水は非常に安全で飲用もできる素晴らしい品質です。
ただ、ミネラルウォーターなどに比べるとカルキ臭がしたり、配管の劣化などにより不純物が混ざったりしてしまうことがあります。
そんなときに、美味しい水を飲むために使えるのが浄水器一体型の水栓。
今回は浄水器一体型を含めた浄水器付きの水栓の種類とその特徴、ウォーターサーバ―やペットボトルと比べてどんなメリット・デメリットがあるのかについて解説します!
浄水器には種類がある!それぞれの特徴は?
浄水器一体型の水栓はメーカーによって名称が異なり、リクシルは「浄水器内蔵キッチン水栓」、TOTOは「浄水器機能付水栓(浄水カートリッジ内蔵形)」、タカギは「蛇口一体型浄水器」といった商品名が付いています。
浄水器自体の種類としては、大きく分けて2つです。
●混合水栓…浄水と水道水が同じ蛇口から出るので水栓は1つです
●浄水器専用水栓…浄水と水道水が異なる蛇口から出るので水栓が2つになります
いずれの水栓のタイプにも水栓一体型(カートリッジ内蔵型)と、ビルトイン型(アンダーシンク型)があります。
水栓一体型(カートリッジ内蔵型)は、水栓の胴体などにカートリッジが内蔵されており、場所を取らずカートリッジの交換も比較的簡単です。
リフォームの場合も水栓の交換のみで工事が完了します。
カートリッジの交換目安は3ヶ月に1回です。
ビルトイン型(アンダーシンク型)は、シンクの下などに浄水器を取り付けるタイプで専門の工事が必要です。
本体が大きく容量がたっぷりあるので、カートリッジの交換目安は12ヶ月に1回です。
浄水器一体型など浄水器付き水栓のメリット・デメリットは?
浄水器付き水栓の気になるメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
・レバー操作やスイッチ操作だけで簡単に浄水が使える
・水栓が1つなのでキッチンがすっきりと見える
・ウォーターサーバーやペットボトルの水に比べてコストパフォーマンスが高い
・ストックを抱える必要が無い
・設置場所が不要
・容器などのゴミが出ない
・飲用だけでなく、野菜洗いや炊飯にも浄水を惜しみなく使える
・大きな鍋や炊飯ジャーに浄水を入れるのが楽
・ウォーターサーバーのように電気代がかからない
・ウォーターサーバーのように子どもがいたずらをしてヤケドをする危険性は低い
蛇口をひねれば、いつでも美味しい水が飲めるのは大きなメリットです。
炊飯に使う水なども、米を研ぐときにはミネラルウォーターを使った方が美味しく炊けると言われています。
ウォーターサーバーやペットボトルをその都度入れるのは大変ですが、シンク内の蛇口から出れば楽に炊事ができますね。
デメリット
・カートリッジの交換が必要
・カートリッジの交換を怠ると雑菌が繁殖する危険性がある
・リフォームの場合、設置工事が必要
・断水時には使えない
・お湯は使えないものが多い
デメリットに挙がったカートリッジの交換ですが、忘れてしまうという方はカートリッジの定期宅配サービスを行っているメーカーもあります。
お湯を使うとカートリッジの機能を損なうものもあるため、ウォーターサーバーのように、コーヒーや子ども用のミルク作りにそのまま使うことは難しいです。
そもそも水が止まってしまうと使えないので、非常用のストックは別に必要ですね。
浄水器一体型水栓は、ライフスタイルや使い方によってメリット・デメリットの受け取り方が違います。
ぜひ、ご家庭での使用方法を踏まえた上でご検討くださいね。
ゆとりフォームさっぽろでも、浄水器一体型水栓のキッチンリフォームが可能です!
札幌でキッチンリフォームをご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
●浄水器一体型水栓の名称はメーカーによって異なります。
浄水器一体型は混合水栓と呼ばれ、普通の水と浄水が同じ蛇口から出てくる仕組みです。
浄水器専用水栓は、普通の水と浄水が出てくる蛇口がそれぞれに付いています。
●水栓一体型(カートリッジ内蔵型)と、ビルトイン型(アンダーシンク型)があります。
どちらもカートリッジの交換が必要ですが、水栓一体型の方がサイズがコンパクトなので交換の頻度も高くなります。
●浄水器一体型水栓は、蛇口をひねればいつでも美味しい水が飲めることや、浄水を調理や野菜洗いにもたっぷりと使えることなど、メリットがたくさんあります。
●浄水器一体型水栓はカートリッジの交換をしなければ、浄水機能が十分に生かせません。
交換を忘れてしまうという方は、カートリッジの定期宅配サービスをしているメーカーを選ぶといった方法もあります。
●浄水器一体型水栓にはメリット・デメリットがありますが、ご家庭の使い方によって利便性は大きく異なります。
ご希望の使用用途に合っているか、という点でご検討いただけたら良いでしょう。