屋根のメンテナンス時期は?耐用年数を知ろう!
リフォーム豆知識ブログ —
こんにちは!ゆとりフォームさっぽろです。
皆さんは、屋根のメンテナンスをしていますか?
見えにくい場所なので、「やったほうがいいのかもしれないけど、どうしていいかわからない」という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、屋根も家の一部なので、外壁やお部屋と同じようにリフォーム・メンテナンスも考えたいところなんです!
今回は、屋根のメンテナンスが必要な時期や、メンテナンス方法についてお話します!
※価格につきましては掲載日当時の価格です。原材料や人件費の高騰により、価格が変動する可能性がございます。
屋根のメンテナンスをしないとどうなる?
屋根や外壁のメンテナンスの時期に気付きやすい場所と言えば、汚れや塗装の剥がれなどが挙げられます。
屋根は汚れなどに気付きにくい部分ですが、見えないからと言ってメンテナンスを怠ることは、避けたいところです。
特に屋根は紫外線や雨を直接浴び続けるところなので、外壁よりもダメージは大きいです。雨漏りをすると、家にシミを作ってしまったり、カビが生えてシックハウスの原因になったりします。
もし、屋根の一部が欠損して外れてしまい、隣の家にぶつかったり、人にぶつかったりしたら…そう考えると怖くなりませんか?
屋根のメンテナンスは家を守るため、安心して暮らすために欠かせないのです。
屋根の劣化が進んでしまうと、塗り替えなどのメンテナンスでは対応しきれず葺き替えが必要になり、莫大な費用がかかる恐れもあります。
きちんとした時期にしかるべきメンテナンスを行うことで屋根の力を最大限に発揮し、劣化を防ぎます。
屋根を長持ちさせるためにも、適当な時期にメンテナンスをすることは大切です。
屋根のメンテナンスの時期と方法
屋根のメンテナンスの時期は、屋根の材質によって異なります。住んでいる環境でも変わってきますが、目安としてお考えください。
屋根のメンテナンスの時期
北海道でよく使われている材質ごとに見ていきましょう。
〇トタン屋根
寿命・・・10~20年
メンテナンス時期・・・10~15年
〇ガルバリウム
寿命・・・20~50年
メンテナンス時期・・・15~30年
ちなみに道外では以下のような材質も使われています。
〇スレート屋根(スレート瓦)
寿命・・・15~30年
メンテナンス時期・・・5~10年
〇アスファルトシングル
寿命・・・20~30年
メンテナンス時期・・・10~30年
〇セメント瓦
寿命・・・30~40年
メンテナンス時期・・・5~15年
〇日本瓦
寿命・・・50~100年
メンテナンス時期・・・20~30年
なお、屋根の内部には「ルーフィング」と呼ばれる防水シートが敷かれています。ルーフィングは雨漏りを防ぐ重要なものです。
ルーフィングの寿命は20~30年なので、こちらも合わせてメンテナンスを行うようにしましょう。
ゆとりフォームさっぽろでは、外壁は10年周期で塗り替え、30年前後でサイディングの張り替えを推奨しています。
屋根も外壁の一部と考え、外壁のメンテナンスをお考えの際には合わせて相談されると、ちょっとした不具合にも気付けるきっかけにもなりますよ。
屋根のメンテナンスの方法と費用
屋根のメンテナンス方法は主に3つあります。
・塗り替え…屋根材の表面の塗装の塗り直し。状態を保ち寿命を伸ばす。
・カバー工法(重ね葺き)…現在の屋根材の上に新たな屋根材を重ねる。下地材がダメになっている場合は葺き替え。
・葺き替え…下地と屋根材すべてを交換する。
費用は一般的に30坪の面積で、塗り替えが30~70万円と最も安く、葺き替えが80~200万円と最も高くなります。カバー工法は60~150万円ほどです。
金額に幅があるのは、塗り替えでも塗装に使う資材によって金額が違いますし、家によって状況も異なるからです。
高額な工事になるため、そのときの財布と相談して方法を決めようと思われる人もいらっしゃるかもしれませんが、メンテナンス方法は屋根の状態に合わせて選ばなければいけません。
ただ、業者によって施工方法の違いもあるので、メンテナンスやリフォームをお考えの場合は相見積りをとることをおすすめします。
※価格につきましては掲載日当時の価格です。原材料や人件費の高騰により、価格が変動する可能性がございます。
屋根のメンテナンスの必要サイン
メンテナンスの目安の時期についてはご紹介しましたが、日照条件や気候によって必ずしもその通りにはなりません。屋根のメンテナンスの必要サイン、見逃さないようにしたいですね。
屋根のメンテナンスの必要サイン
屋根の状態から、どの程度差し迫った状況かを判断することができます。
【塗装の色あせ】
すぐにメンテナンスが必要ではありませんが、塗装をし直すことで屋根材の寿命を伸ばすことができます。
【苔・藻・カビ】
塗装できちんとカバーされていれば苔や藻は発生しません。苔などが付くのは屋根の耐水性が落ちている証拠です。早めのメンテナンスを検討しましょう。
【釘が抜けている】【下地の漆喰が割れたりはがれたりしている】
すべてアウト、危険な状態です。隙間ができ雨漏りにつながる(すでに起こっている)可能性が非常に高く、台風や地震などによって屋根材が落ちてしまう危険性も高いです。
少しでもそのような状態が見られたら、屋根全体も劣化が進んでいることが考えられますので、早急に業者に相談しましょう!
屋根の必要サインを知るためには?
傾斜地に経っている家でない限り、屋根はほとんど目にすることはない箇所でしょう。
屋根の点検の方法は、
①1階に使われている屋根を2階から観察する
②家の外から双眼鏡などを使い観察する
この2つです。決して直接屋根に上ることの無いようにしましょう。
1階に使われている屋根を観察し、少しでも異変があれば2階以上の屋根でも同じかそれ以上の異変や劣化が起こっている可能性があります。下地材などは外から観察するよりも見やすいはずですので、よく見てみましょう。
家の外から観察する場合は、細かい部分まではなかなか気付きにくいですが、少しでも気になるところがあれば業者に相談してみることをおすすめします。
まとめ
・屋根のメンテナンスは屋根の寿命を伸ばすためにも有効です。屋根のメンテナンスをしないと、雨漏りなど不具合を起こす可能性が高まり、屋根材の滑落などで周りに危険を及ぼすことも十分にあり得ます。
・屋根のメンテナンスの時期は屋根材によって異なります。メンテナンスフリーと呼ばれるものもありますが、防水シートの寿命も踏まえて検討しましょう。
・メンテナンスの費用は安いものだと塗装の塗り替えで30万円ほど。劣化が進み、葺き替えをしなければならない状態だと200万円以上かかる可能性もあります。
・屋根のメンテナンスの必要サインを見逃さないために、家の2階や家の周りから屋根の状態を確認してみましょう。少しでも異変が見られたら劣化が始まっています。早めにメンテナンスやリフォームを検討しましょう。
ゆとりフォームさっぽろは、外壁と同じく屋根も適当な時期のメンテナンスをおすすめします!