屋根塗装の時期は何年目?塗装するべき目安や最適な季節
リフォーム豆知識ブログ —
こんにちは!ゆとりフォームさっぽろです。
住んでいる家の築年数が経ってくると、「そろそろ屋根や外壁のリフォームをしないといけないのかな?」と思うことがありますよね。
特に屋根は簡単に見ることができないので、どんな状態になっているのか、塗装が必要なのかどうかは判断が難しい部分です。
しかし、屋根を塗装しないと、屋根材だけでなく家の内部にも悪影響を及ぼす可能性があります!
今回は屋根塗装が必要な時期について知り、塗装をしたほうが良い屋根の状態や、屋根塗装に適した季節について解説します。
※価格につきましては掲載日当時の価格です。原材料や人件費の高騰により、価格が変動する可能性がございます。
屋根塗装をするべき時期の目安や塗装が必要な状態とは?
屋根塗装をするべき時期を考えるにあたり、屋根の材質の種類ごとの寿命、塗り替え目安やメンテナンスを考える時期について見ていきましょう。
北海道でよく使われている材質には以下のようなものがあります。
・トタン屋根
寿命:10~20年
塗り替え目安・メンテナンス時期:塗り替えは5~10年、メンテナンスは10~15年
・ガルバリウム
寿命:20~50年
塗り替え目安・メンテナンス時期:塗り替えは5~10年、メンテナンスは15~30年
道外では以下のような材質も使われています。
・スレート屋根(スレート瓦)
寿命:15~30年
塗り替え目安・メンテナンス時期:塗り替え、メンテナンスともに5~10年
・アスファルトシングル
寿命:20~30年
塗り替え目安・メンテナンス時期:塗り替えは10年、メンテナンスは10~30年
・セメント瓦
寿命:30~40年
塗り替え目安・メンテナンス時期:塗り替え、メンテナンスともに5~15年
・日本瓦
寿命:50~100年
塗り替え目安・メンテナンス時期:塗り替えは必要なし、メンテナンスは20~30年
屋根塗装に使われる塗料にはアクリル系、シリコン系、ウレタン系、フッ素系などがあり、寿命は5~20年と、かなり幅があります。
ただ、塗料の種類を素人が一目見て判断するのは難しいところ。
ここ最近10年ほどで塗り替えている場合は、ウレタン系かシリコン系の可能性が高いです。
そのため、塗り替えの目安は前回塗り替えてから10年前後、新築の場合も築10年前後が塗り替えのタイミングの一つと考えましょう。
メンテナンスの時期とかぶっていたり、近付いていたりすることがほとんどですので、あわせて他に不具合が生じていないかチェックしてもらうのにも良いタイミングです。
年数にかかわらず、塗装が必要な状態は以下のようなときです。
- ・雨漏りがしている
- ・屋根にコケやカビ、汚れが付いている
- ・屋根材の色ムラ、色褪せが見られる
- ・屋根材が割れている
雨漏りの場合は屋根の葺き替え、屋根材が割れている場合は屋根材の交換など、屋根塗装では対応が難しいこともあります。
屋根材の色ムラや色褪せは直ちに問題が発生する状況ではありませんが、劣化が始まっている証拠なので、あっという間に劣化が進む可能性もあります。
業者への相談を視野に入れておきましょう。
屋根塗装を行うのに最適な季節や時間帯もある!
屋根塗装は、塗料が乾きやすい時期がベスト。
気温5℃以下、湿度が85%以上の気候は屋根塗装には向きません。
また、塗料には水滴も厳禁。
霜や露が付いてしまうと、しっかり乾燥してからでないと塗装できないので、霜や露が付いてしまう時期も避けたほうがよいでしょう。
一般的に屋根塗装がおすすめな時期は春・秋
気候が落ち着く春・秋は屋根塗装がしやすい時期です。
夏でも出来ますが、屋根の上は45℃以上の高温になっている可能性が高く、温度が高すぎると塗料が揮発しやすいので、気泡が入って仕上がりが悪くなることがあります。
乾燥時間の見極めが難しいので、かなり慣れた業者にお任せする必要があります。
北海道などの北国の屋根塗装は夏が最適
北海道をはじめ、積雪がある北国では雪が降ると塗装が行えません。
また、比較的気候のよい春・秋も早朝は露や霜が付いてしまうこともあるので、時間帯によっては難しいことも。
北国は台風の影響を受けることが少ないので、夏に塗装を行うのがおすすめです。
梅雨や台風の影響を受けやすい南国の屋根塗装は春がおすすめ
南国では気温が安定する秋でも台風の影響を受けることが多いので、台風や梅雨を避けて春に行うのがよいでしょう。
冬でも気温が10℃以上ある地域なら、空気が乾燥して塗料が乾きやすいので冬に塗装を行うのもアリです。
屋根塗装に最適な時間帯は?
屋根塗装に最適のシーズンとして春・秋や、場合によっては冬もOKということを述べましたが、塗装に水分は厳禁なので、早朝のまだ朝露が乾いていない時間帯は不向きです。
また、気温が下がると塗料が乾きにくくなるので、夕方の時間帯も避けたほうがよいでしょう。
屋根塗装でよくある質問や費用の目安は?
まず、よく聞かれる質問としては「屋根塗装をせずに放置したらどうなる?」という点。
屋根塗装が効果を無くすと屋根の下地に水が染み込み、雨漏りの原因になってしまいます。また、害虫が入り込む原因になることや、傷むことで強風の際に屋根材が飛んでしまうことも。
屋根塗装は目安の時期、傷みに気づいた時点で早めに行いましょう。
屋根塗装にかかる費用は、一般的に30坪の面積で20~80万円くらいが目安になります。
※価格につきましては掲載日当時の価格です。原材料や人件費の高騰により、価格が変動する可能性がございます。
適正な価格で行うには、業者選びも大切です。
業者を探し始めるタイミングや選び方など、屋根塗装でよく聞かれる質問もぜひ参考にしてください。
Q:業者を探すタイミングは?
A:前回塗装してから10年前後を目安に探しましょう。
見積もりが取りやすい時期は、業者の繁忙期以外です。
北海道なら、夏は業者が繁忙期に当たるので見積もりが取りにくくなることも。
冬は雪が積もっていると屋根の状態が確認できませんので、春・秋の相談がおすすめです。
Q:業者の選び方は?
A:近隣の住宅を見ていると、外壁リフォームを行っている家を見つけることもあるかと思います。
実際の口コミを聞いてみるのも一つの方法でしょう。
できれば相見積もりを取り、シーズン以外に無理に工事をすすめてこないか、もしすすめてきた場合は納得できる理由をきちんと説明できるかをチェックしてください。
Q:屋根塗装と一緒に外壁のリフォームもすすめられたが、行うべき?
A:屋根と外壁のリフォームは別々に行うと足場代がそれぞれにかかってしまうため、同時に行うことをすすめていると考えられます。
足場代だけで10万円以上かかることが多いため、外壁リフォームの必要箇所なども確認して判断する必要があります。
※価格につきましては掲載日当時の価格です。原材料や人件費の高騰により、価格が変動する可能性がございます。
ゆとりフォームさっぽろでは屋根塗装リフォームに関するお得な情報も発信中!
外壁・屋根リフォームも、どうぞご参照ください。
まとめ
●屋根塗装をする目安は、前回の塗装から10年前後経過したタイミングです。
メンテナンスの時期と重なることもあるので、あわせてチェックをお願いしてもよいですね。
●屋根塗装が必要な状態は、雨漏りをしていたり、屋根材が割れていたり、コケや汚れが出来ていたりするとき。
場合によっては補修になってしまうこともあるので、気付いたら早めに対処するようにしましょう。
●地域によって、屋根塗装に最適なシーズンが異なります。ここ北海道なら夏がおすすめ!
ゆとりフォームさっぽろでは屋根塗装リフォームも行っております。
雪が積もる前や雪が解ける頃は見積もりの時期にピッタリです!お気軽にご相談ください。
●屋根塗装を放置すると雨漏りなどが発生し、費用も余計にかかってしまう可能性が高くなります。
屋根塗装の費用目安は30坪で20~80万円程度。
足場代が浮くように外壁リフォームを一緒にすることもあります。
屋根の状態が不安なら、まずは相談・見積もりをしてみてください。