遮音フローリングのメリット・デメリットは?他の遮音対策も確認!

リフォーム豆知識ブログ —

こんにちは!ゆとりフォームさっぽろです。

 

一戸建てで2階に子ども部屋がある場合や、マンションで2階以上に住んでいる場合などは、フローリングを通じて下の階へ音が響いていないか気になりますよね。

 

床の遮音対策として「遮音フローリング」を採用するという方法があります。

 

今回のコラムでは、床の遮音対策について詳しく解説!

遮音フローリングのメリット・デメリットをはじめ、防音マットや防音カーペットについてもご紹介しますので、「床の遮音対策をどうしよう」と迷っている方はぜひご覧ください。

遮音フローリング

 

 

遮音フローリングとは?特徴を解説!

遮音フローリングは、床の衝撃音を軽減してくれるフローリングです。

床に物を落とした音、足音、イスをひく音などが響くのを軽減してくれます。

 

フローリングの下にクッション性の遮音材が組み込まれているため、踏んだ時にふかふかとした柔らかい感触であることが特徴です。

 

室内で響く音には、床などにぶつかって響く「床衝撃音(ゆかしょうげきおん)」と空気を伝わって響く「空気伝播音(くうきでんぱおん)」があり、遮音フローリングが防ぐのは、そのうちの床衝撃音です。

 

遮音フローリングで床の遮音性を上げることで、上階から下階へ音が響くのを防げます。

 

JIS(日本工業規格)では、床材の遮音性能を表す値として「遮音等級」が定められています。

床衝撃音を軽減する値としては「L値」があり、その中でも食器などの軽いものが落ちたときの音やイスをひく音などの軽量床衝撃音は「LL」、重くて柔らかいものの落下音や人が走り回る音などの重量床衝撃音は「LH」を用い、遮音性能が高いほど小さな数値で表します。

 

マンションなど集合住宅においては「LL-45以下」の床が推奨されており、この数値以下であれば音が気になりにくいためおすすめです。

あくまでも目安ではありますが、遮音フローリングを選ぶ際や、床の防音対策をする際には参考にチェックしてみると良いでしょう。

遮音フローリングは「LL40〜LL45」になっていることがほとんどです。

 

 

遮音フローリングのメリット・デメリット

遮音フローリングのメリットは、床に遮音性を持たせられることです。

床そのものに遮音性があるなら、防音マットや防音カーペットなどを敷く必要はありません。

 

「インテリアコーディネートとしてマットを敷きたくない」という方や、床全体に遮音性を持たせたいという方にはおすすめの遮音対策といえるでしょう。

 

一方、遮音フローリングは一般的なフローリング施工や、防音マット・防音カーペットでの防音対策と比べて費用が高くなるのがデメリットです。

 

遮音フローリングは歩いたときに床が柔らかく感じるため、特有のふかふかとした感触が苦手な方にとっては、それもデメリットといえるのではないでしょうか。

 

なお、フローリングの遮音対策にはフローリングの重ね張りや二重床にするという方法もあります。

 

二重床とは、床のコンクリートスラブの上に支持脚や材木を立てて床下空間を作り、その上にフローリングを施工する方法です。

 

フローリング以外の防音リフォームについては「マンションはリフォームでフローリングの防音対策が可能!注意点も解説」でも詳しくご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。

 

ちなみに、人気の無垢フローリングを施工したい場合は、遮音フローリングとの併用はできません。

「遮音フローリングの上から無垢フローリングを重ね張りすればいいのでは?」と思うかもしれませんが、遮音フローリングに無垢フローリングを重ね張りすると、遮音効果が失われてしまいます。

 

 

遮音マット・遮音カーペットのメリット・デメリットもご紹介

収納

自分で手軽にできる床の防音対策として、遮音マットや遮音カーペットもあります。

遮音フローリングと比べるためにも、メリット・デメリットをご紹介しましょう。

 

遮音マットと遮音カーペットは、裏側にウレタンなどが貼られており、遮音・防音に効果を発揮します。

 

カーペットよりもサイズの小さめなラグタイプや、タイル型になっていて敷き詰めるタイプなどさまざまな種類があり、デザインやカラーも豊富です。

 

自分で好きなサイズにカットしたり必要なサイズをオーダーしたりもでき、必要なスペースにあわせて手軽に設置できるのが大きなメリットです。

遮音フローリングと比較しても施工の手間が少なく、コストも抑えられます。

 

デメリットは、サイズが決まっているタイプでは遮音できる範囲が決められてしまうことや、遮音フローリングよりは遮音性が低いこと、通常のカーペットよりも厚さがあることです。

 

床の上に厚い遮音カーペットを敷くと床に段差ができてしまい、つまずいたりドアが引っかかったりする可能性があるため、バリアフリーにしたい場合は遮音フローリングがおすすめです。

 

 

まとめ

●遮音フローリングは、クッション性の遮音材が組み込まれている遮音性の高いフローリング床材です。

床に物を落とした音やイスをひく音、足音などの床衝撃音が響くのを軽減します。

 

●遮音フローリングのメリットは床全体に遮音性を持たせられることです。

床に防音マットや防音カーペットを敷きたくないという方には特におすすめ。

一方デメリットは、一般的なフローリングや防音マット・防音マットと比べて費用が高くなることです。

クッション材が組み込まれていることでふかふかとした柔らかい感触のため、苦手な人にとってはこれもデメリットといえるでしょう。

 

●手軽にできる床の遮音対策には遮音マットや遮音カーペットを敷く方法もあります。

タイプやデザイン、カラーが豊富で、好きなサイズにカットして敷くことができ、手間やコストが抑えられるのがメリットです。

ただし、通常のカーペットよりも分厚いので床に段差ができてしまうことに注意しましょう。

 

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