トイレリフォームの注意点は?失敗のないリフォームのポイント
トイレリフォーム —
こんにちは!ゆとりフォームさっぽろです。
トイレは毎日使う場所だからこそ、リフォームで失敗したくないですね。
快適に使うためにしたトイレリフォームでがっかりしないように、押さえておくべき注意点や、よくある失敗について知っておきましょう!
気になるトイレリフォームの費用についてもお話していきますね。
※価格につきましては掲載日当時の価格です。原材料や人件費の高騰により、価格が変動する可能性がございます。
トイレリフォームで多い失敗や注意点は?
トイレリフォームで多い失敗例をもとに、押さえておきたい注意点をあわせてご紹介します!
失敗例1:十数年経ったら使いにくくなった
トイレは10年、20年と使い続けるものです。
リフォーム直後は使いやすくても、年齢を重ねて使いにくく感じることがあります。
少なくとも20年後を見据えて、扉の形状やトイレの広さ、手洗い器の有無、手すりの設置なども含めて検討しましょう。
必要になったときに付けることもできますが、その都度工事費用がかかってしまうので結果的に費用が高くなってしまいます。
失敗例2:便器を変えたらトイレの空間が狭くなった
便器の形状によっては以前使っていたものよりも大きくなってしまい、トイレの空間が狭くなってしまうことがあります。
便器を選ぶ際にはサイズを測り、掃除をするスペースはあるか、圧迫感を感じないかなどを確認しましょう。
失敗例3:床を木材にしたらすぐに黒ずみができた
トイレの床に木材が使われることがありますが、実は汚れが付きやすく、早い段階で黒ずみができてしまいます。
木の床材には無垢材や合板フローリングなどがありますが、基本的に水ぶきは厳禁。
普段のお手入れは乾いた布で拭き、どうしても落ちにくい汚れがある場合だけ中性洗剤を薄めた水で湿らせ、固く絞った布で拭くことが推奨されています。
水気にさらされやすいトイレの床材には木材は不向きです。
水に強いクッションフロアを選ぶと、汚れも染み付きにくく、掃除もしやすくなりますよ。
失敗例4:機能付き便座に合うコンセントが無かった
機能付き便座にはコンセントとアースが必要です。
コンセントが無い場合は設置工事が必要になります。
必要な電力の目安は、暖房便座なら消費電力は300W~500W、温水機能付き便座は1000W~1400Wです。
もし消費電力の大きな機能の便座を設置する場合は、分電盤から専用回路を増設するという工事も必要になります。
便座の機能に合ったコンセントがあるか確認しましょう。
失敗例5:マンションの管理規約を確認していなかった
マンションの管理規約に違反した工事をすると、最悪の場合は元に戻さなければならないケースもあります。
マンションのリフォームではリフォーム内容が規約違反でないか確認したり、管理組合に相談したりする必要があります。
排水方式やトイレ位置の変更、トイレの増設などは制約を受けやすい工事の例です。
工事ができるか必ず確認してください。
上手くいくトイレリフォームのポイントも知ろう
トイレリフォームでは便器の性能などに目が向きがちですが、トイレ全体を見てリフォームを行うと失敗が少なくなりますよ。
トイレリフォームが上手くいくためのポイントを、場所ごとにまとめました!
便座
便器は大きく分けて3つのタイプに分かれます。
タンク付きトイレ
タンクが付いているトイレで、手洗いボウルが付いているものもあります。
水圧が強く、タンクがある分、設置にはスペースが必要です。
タンクレストイレ
タンクが無くスッキリとした印象のトイレ。
水圧は弱めでマンションでは水圧の関係で使えなかったり、追加工事が必要になることがあります。
フローティング(壁掛け)トイレ
床と便器が接地していないトイレ。
スッキリとした印象を与え、便器が浮いているので掃除がしやすいです。
便器とドアの幅は最低でも50cmは確保したほうが動きやすいと言われています。
商品によっても大きさは異なるので確認が必要です。
手洗い場所
トイレの手洗いボウルで手を洗う場合は、タオルリングやタオルハンガーが使いやすい場所にあるかを確認します。
離れ過ぎていたり、高さが合わなかったりすると使いにくく感じます。
手洗い場所を別に設ける場合は、水栓のタイプやボウルの広さも使いやすさを左右します。
身だしなみを整える目的もあるなら鏡を置いたり、ごみ箱を設置するスペースを確保したりすると使いやすいでしょう。
照明
シャンデリアなどコードを長く垂らすタイプの照明は、コードをあまり長くすると立ったときに頭に当たるおそれがあるため、長さに気をつけましょう。
電気の消し忘れ防止に、人感センサー付きの照明もおすすめですよ。
収納
収納したい物の量と大きさに合った収納がベストです。
手洗い器やトイレットペーパーホルダーと収納が一体になっているものもあります。
スペースが限られる場合はドア上の空間を利用して棚を作ったり、壁にニッチを作ってスペースを作ったりする方法があります。
ドア
ドアには開き戸、引き戸、折れ戸があります。
開き戸はトイレ側に押す場合、中で人が倒れたときに開けられなくなるので注意が必要です。
ドアを外側に開くスペースが確保できない場合は引き戸か折れ戸が良いですが、引き戸は左右いずれかにドアが入るスペースが必要です。
折れ戸は開口部も広く、扉の開閉スペースも少しで済みます。
床
便器だけを変えると前の便器の設置跡が残ってしまうことがあり、見た目が良くないので、便器のリフォーム時には床も同時にすることをおすすめします。
クッションフロアは柄の種類が豊富なので、好みのテイストに合わせやすいですよ。
壁
トイレは壁紙が占める面積が大きいので、空間の印象がガラリと変わります。
床材に合わせたデザインを選ぶと統一感が出ますよ。
壁紙は抗菌加工や防臭加工がされているものもあり、効果に合わせて選ぶのもいいですね。エコカラットは防臭・吸湿作用が優れており、トイレにもおすすめの素材です。
壁紙は尿の飛び散りなどで汚れやすいので、拭き掃除がしやすいものを選ぶのもポイント。凸凹が少ないものを選ぶと掃除がしやすく、汚れがたまりにくいです。
トイレリフォームの費用目安や費用面での注意点は?
トイレリフォームの費用面も気になりますよね。
費用の大体の相場や、事前に知っておくとお得になる費用の注意点についてもご紹介します。
トイレリフォームの費用相場は?
トイレリフォームの費用相場は、工事の種類によって異なります。
<リフォームの種類と費用相場>
※価格につきましては掲載日当時の価格です。原材料や人件費の高騰により、価格が変動する可能性がございます。
①便器のみ…10~15万円
②便器、壁、床…15~20万円
③便器、壁、床、手洗い、収納、ドアなどトイレ全体…20~50万円
④トイレの新設(位置の変更、2階に新たに作る場合など)…50万円以上
トイレリフォームには補助金が使えるケースもある!
トイレリフォームでは国や自治体の補助金制度が使えるケースがあります。
介護保険では要支援1~2、要介護1~5と認定された人の居宅をリフォームする場合に20万円を上限にリフォーム費用の補助金が申請できます。
※価格につきましては掲載日当時の価格です。原材料や人件費の高騰により、価格が変動する可能性がございます。
バリアフリーリフォームや三世代同居対応リフォーム、省エネリフォームでは、所得税や固定資産税の減税対応になるものもあります。
申請期間が限られているものもあるので、施工業者に確認してください。
トイレリフォームの費用を抑えるコツもある!
すべての希望を反映させると、予算が大幅にオーバーしてしまう可能性があります。
予算オーバーを防ぐためには、予算の上限を決め、リフォームの優先順位を決めることが大切です。
たとえば、トイレ内で手洗いまで済ませたい場合。
せっかくなら独立した手洗い器を作りたいと考えるかもしれませんが、その場合は配管工事が必要になり、工事費が高くなります。
もし「トイレ内で手洗いまで済ませたい」の他に「古い便器を新しくしたい」「バリアフリーにしたい」という譲れない希望があるとしましょう。
便器を新しくして、バリアフリーにして、さらに独立した手洗い器を作る。
全て対応すると予算オーバーになってしまう…どうしよう…。
そんな時は今一度リフォームに対する希望を振り返ってみてください。
「トイレ内で手洗いまで済ませたい」という希望を叶えるなら、独立した手洗い器ではなく手洗いボウルが付いたトイレでも十分ですよね。
それであれば独立した手洗い器を作るよりも費用が抑えられます。
最低限これは必要、予算はここまでしか出せないというラインを決めておけば、希望を叶えつつも予算に見合ったリフォームができるでしょう。
また、複数の業者に見積もりをしてもらうとリフォームの相場も掴みやすく、比較したうえで相談もできるでしょう。
支払い面では、住宅ローンとも併用できるリフォームローンを活用してみるのもひとつの手です。
ゆとりフォームさっぽろでもトイレリフォームを承っていますよ。
お得なチラシ情報も掲載していますので、ぜひご参考ください!
まとめ
・トイレリフォームでは失敗もあります。清潔に、快適に使え、将来も使いやすいトイレを目指しましょう。
・マンションの場合は管理規約を必ず確認してください。工事が出来ないケースもあります。
・トイレリフォームの費用相場は便器のみは10~15万円が目安、トイレを丸ごとリフォームするような場合は50万円以上が目安です。
・トイレリフォームで費用を抑えるコツとしては、予算の上限や希望の優先順位を決める、相見積もりを取る、リフォームローンを活用するのがオススメです。補助金制度も上手に活用しましょう。