給湯器の故障。修理か交換どっちが良い?費用もチェックしよう

リフォーム豆知識ブログ —

こんにちは!ゆとりフォームさっぽろです。

毎日お風呂やシャワーを使う時に活躍してくれている給湯器。
しかし、調子が悪くなった時に、修理に出すか交換するか、どちらが適切か分からない…。

そんな不安をよく耳にします。

せっかく修理したのに、しばらく経った後に別の箇所が悪くなり交換することになってしまった…となればもったいないですよね。

そこで今回は「こういうケースなら修理するべき」「こういう症状が見られる時なら交換したほうがよい」など、具体的な例を参考に、給湯器の修理や交換の判断材料となるお話をいたします!

 

※価格につきましては掲載日当時の価格です。原材料や人件費の高騰により、価格が変動する可能性がございます。

Water heater

 

 

給湯器の故障の場合の対処法「修理」と「交換」について

「修理」は今使っている機器をそのままに補修しますので、時間も費用も比較的、抑えられることが多いです。

しかし、修理をした箇所だけが回復するだけなので、他の劣化が見られる箇所の問題は当然ですが解消されません。
長く使用している給湯器については、至る所に経年劣化が生じている可能性があるので修理する際は要注意です。

また、修理で直る直らないに関わらず出張費が数千円かかることも忘れずに。

「給湯器から電源プラグが抜けていただけだった」という場合でも出張費がかかりますので、「故障かな?」と思ったらご自身で最低限のチェックしましょう。

具体的には、電源が入っているかどうか、ガスや灯油が休栓されていないか、リモコンにはどんなエラー表示が出ているかなどを確認してみてください。

 

「交換」ですが、現在では様々なメーカーから多数のラインナップが揃っています。熱源や給湯システムの構造や出力サイズなどで価格も大幅に差があります。

ご自宅の人数や使い方に合わせた品番で修理か交換の判断、料金比較を行うようにしましょう。

 

 

故障の症状がこんな時は「修理」に出そう

Water heater temperature setting

 

修理での対応が望ましいケースをご紹介いたします。

 

保証期間中である

基本的に給湯器の製品保証は1年間です。

その間に不備・不良が見られた場合は初期不良とみなされ、メーカー側が全面的に修理や部品交換を負担してくれますので、遠慮せずに修理を依頼しましょう。

また保証期間ですが、「BL認定品」は2年保証がついています。BL認定品とは、財団法人ベターリビングという機関によって優良住宅部品としての認定を受けた商品です。

ご自宅の給湯器の説明書を今一度確認してみましょう。

 

配管の劣化による水漏れ

機器の不具合ではなく、周囲の部品や部材が悪くなっている場合も多いです。

機器本体周りを改めて確認してみましょう。

配管から水漏れなどはしていませんか?

その場合は配管の交換だけで済みますので修理をしてもらいましょう。

 

 

故障の症状がこんな時は「交換」しよう

次に交換をする場合の症状やケースは以下の通りです。

 

使用して10年以上経っている

メーカーが修理するための部品を保有している期間は生産終了から10年間です。それを超えると修理そのものをしてもらえない可能性が非常に高いので、10年以上使った後に不具合が出たら交換するべきです。

なお、中古住宅を購入した方は機器本体か説明書を確認して、いつ生産されていたものかを事前に必ず確認しましょう。

 

致命的な症状が出ている

以下の症状が出ている場合は給湯器からの交換サインです。確認してみてください。

1. 設定したお湯の温度と比べて大幅に違う温度になることが続く

設定した温度よりも大きく水温が高いあるいは低い。それが頻繁に続くとなれば給湯器の根本的な部分に問題を抱えている可能性があります。

 

2. リモコンにしばしばエラーコードが出る

エラーが表示された後、電源入り切りを行ったり、しばらく時間を空けて一時的に復活しても、再びエラーが出てしまうとなれば、いよいよ寿命かもしれません。

 

3. 給湯器から異音がする

「ボン」「ドン」というような音が聞こえることもあります。燃焼に関わる設備に不具合が生じている可能性が有ります。

 

4. 給湯器の排気口から煙が出る

白い煙の場合も黒い煙の場合もありますが、いずれにせよそのまま使い続けるのは危険です。

 

給湯器の交換のタイミングについては、過去記事「給湯器の交換のタイミングはいつ?寿命と交換目安を知っておこう」で詳しくご紹介しています。ぜひご参考ください。

 

 

修理と故障のそれぞれの費用について

Water heater failure

 

修理の費用は、出張費+部品代+技術費を合わせたものの総額となります。

修理費はざっくり二段階あります。

※価格につきましては掲載日当時の価格です。原材料や人件費の高騰により、価格が変動する可能性がございます。

 

・簡易的な部品の取替など・・・数千円~3万円
・弁、基板、ポンプ、タンクなど精密機器もしくは大きな箇所の修理・部品交換・・・3万円~5万円

 

続いて交換費用ですが、スタンダードな給湯器から高効率のものまで幅広いです。

・工事費など全て含めた総額は10万円~40万円
・エコキュートなど省エネ商品などは40万円以上かかります。

 

どれも一長一短ありますが、身の丈に合わないチョイスをしないように、専門業者としっかり話し込みをしましょう。

 

 

まとめ

・修理の出張費は必ずかかるため、電源プラグなど自身でできるチェックを忘れずに
・1〜2年の保証期間内の異常や本体機器以外の不具合は「修理」で対応
・10年以上経つ給湯器の不具合は「交換」で対応
・煙が出たりエラーコードがしょっちゅう表示されたりといった致命的な症状の場合も「交換」で対応
・費用は修理が数千円〜5万円、交換が10万円〜40万円

修理か交換かは悩ましいものですが、まずは使用年数を考慮して検討しましょう。

また、セルフで調べられるだけの症状を確認した上で、業者さんに修理と交換の見積もりをもらうこともできます。

実際ご自宅に来てくれた際の業者さんの対応もよく見ておきましょう。アフターフォローを安心して任せられる業者が、みんなから選ばれる理由と言っても過言ではありません。

札幌の給湯器の修理やリフォームについては、ゆとりフォームさっぽにお気軽にご相談くださいね。

 

 

給湯機・ボイラー交換リフォーム

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