介護リフォームで間取りを変更するときのポイントを解説
介護リフォーム —
こんにちは!ゆとりフォームさっぽろです。
介護リフォームは介護する人・介護される人の両方にとって、使いやすく快適な住まいを目指す必要があります!
今回のコラムでは、介護リフォームによる間取り変更について、検討すべきタイミングやおすすめの間取り、その他の注意点などをご紹介。
間取り変更リフォームは大規模なリフォームなので、事前に情報収集をして失敗なく進めるためにも、ぜひご覧くださいね。
間取りを変える介護リフォームはいつするのが良い?
間取り変更の介護リフォームは大がかりなリフォームになるので、実際に介護が必要になってから検討を始めるのは大変です。
そのため、できるだけ早めに検討・リフォームを進めることをおすすめします。
具体的には、65歳を一つの目安にしてはいかがでしょうか。
「65歳なんてまだ若いし、すぐに介護が必要になるとは思えない」と考えるかもしれませんが、これは将来の介護を見据えたリフォーム。
実際に介護が始まる前に着手することが大切なのです。
また、新しい設備や機能を導入すると、使いこなすまでに時間がかかってしまいますよね。
年を取ってからだとなおさらなので、まだ若いうちに使い慣れておくと安心です。
間取り変更の介護リフォームは、ぜひ時間や体力に余裕があるうちに準備しておきましょう。
介護リフォームで間取りを変更するときのポイント
間取り変更の介護リフォームは、年齢を重ねても快適・安全に暮らせることに加え、介護者にとっても介護がしやすい間取りにすることが大切です。
特に気にしたいポイントは、①寝室と水回りを近づけること、②回遊性のある間取りにすることの2つです。
ポイント①寝室と水回り(トイレ、お風呂)を近づける
水回りは被介護者の生活スペースに近づけて配置するのが基本。
高齢者はトイレが近くなるので、寝室にトイレが近ければ夜中にトイレに行くのも楽で、移動距離が短い分、転倒リスクも減らせます。
廊下の移動がない、または少なければ寒い廊下で体が冷えることもなく、ヒートショックの危険も少なくなります。
お風呂が近いのも同様です。
生活スペースから水回りへの距離が近いと、介護者にとっても介護がしやすく、楽になります。
ポイント②回遊性のある間取りにする
回遊性のある間取りとは、双方向から出入りできるように部屋に複数の出入口を付け、家の中で行き止まりがなく行き来できる間取りのことです。
行ったり来たりがなくなるので短い動線で移動でき、体への負担を減らし、転倒リスクも減らせます。
介護者にとっても動線が短くなるので介護が楽になるでしょう。
介護リフォームの間取り以外の注意点をご紹介
大がかりな間取り変更に加えて、ちょっとした注意点を知っておくと、さらに快適な住まいにできますよ。
以下のような点を押さえておきましょう。
注意点①転倒防止の工夫をする
高齢者の転倒事故は家庭内が多いです。
以下のような工夫を施しておきましょう。
- ・手すりを付ける
- ・床の段差をなくす
- ・滑りにくい床材、滑り止めテープを施す
- ・段差や部屋が切り替わる部分で床の色を変える
注意点②廊下やドア幅を広くとる
間取り変更をする際には、車イスを使うことを想定して廊下やドア幅は広めにとっておきましょう。
また、トイレやお風呂の広さも、車イス+介護者が入れるスペースを確保するのが理想です。
バリアフリーや介護を見据えたトイレの大きさは、こちらのコラムもぜひ参考にしてください。
注意点③コンセントの高さに注意する
通常、コンセントの高さは床から30~40cm程度。
しゃがんだり立ったりが大変だったり、車イス利用を想定したりする場合は、高さ90~120cm程度の部分に設置しておくことをおすすめします。
まとめ
●間取り変更の介護リフォームは65歳を一つの目安に、早めに検討を!
大規模なリフォームになるので時間や体力に余裕のあるうちに進め、新しい間取りや設備、機能に慣れて使いこなせるようにしておきましょう。
●間取り変更の介護リフォームでは、①寝室と水回りを近づける、②回遊性のある間取りにする の2つが大切。
本人が快適・安全に暮らせることはもちろん、介護者にとっても負担の少ない間取りを意識しましょう。
●介護リフォームでは、間取り以外にも転倒防止や、車イスでの生活のしやすさなどにも配慮を。
生活シーンをイメージしながらリフォームプランを検討してくださいね。
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